最近、洗う食器の量が増え、食器洗いの時間が長くなるとともに、手の荒れや腰痛がひどくなってきたのでPanasonicの食洗機の購入を決意しました。
最初は、賃貸だから食洗機の設置自体難しいのではないかと思っていましたが、調べてみると据え置き型の食洗機も販売されており、サイズさえ合えば賃貸でも食洗機を置けることがわかったので、早速購入。
購入にあたって、設置を業者にお願いするか自分で行うか選ぶのですが、設置料は道具代抜きで安くても5千円程度。取り外す際にまた料金がかかることを考えると、自分でやったほうがいいという結論に達し、自分で設置することにしました。
そこで今回は、賃貸だけど食洗機が使いたいという方や、自分で設置して導入費用を節約したいという方に向けて、購入から設置までの流れをまとめます。
用意するもの
- 食洗機本体: 家族の人数によって決めましょう。
- 分岐水栓: 食洗器を水道につなぐための水栓です。
- モーターレンチ:分岐水栓の取り付け作業に使います。
- ウォータポンププライヤー:WPP-250
食洗器本体は、NP-TCR4-Wにしました。
3人家族が目安ですが、1~2人暮らしにピッタリのサイズでした。
分岐水栓は、自分の水道に適合するものをパナソニックの公式ページから見つけます。
探し方は、以下のページを参考にしてください。
モーターレンチは、分岐水栓の取り付け作業に使います。
ウォーターポンププライヤーも、分岐水栓の取り付け作業に使います。
また、食洗機をスペースが足りない場合に、出窓を活用して設置可能なスペースを広げる道具があります。
設置に十分なスペースがある場合でも、出窓のデットスペースを有効活用できるので、キッチンが狭い人はぜひ使ってみてください。
- パナソニック コンパクト食器洗い乾燥機専用置台
- パナソニック 食器洗い乾燥機用・高さ調整脚
天板は一種類ですが、高さ調節脚の方は高さに合わせて三種類あるので、出窓の高さにあったものを選びましょう。台と調節足を買うと、値段は合計6000~7000円ほどです。
我が家は、食洗器を水道横の調理スペースに置いてしまうと、調理スペースがほぼなくなってしまうので、上記を使いました。
設置
それでは、実際に設置作業に入ります。
大まかな流れは以下のとおりです。
- 水道の止水栓・元栓を締める
- 分岐水栓を取り付ける
- 食洗機を設置する
- 水道の止水栓・元栓を開ける
水道の止水栓・元栓を締める
シンク下の収納スペースに写真のような蛇口があると思います。これが止水栓です。
それぞれ、水とお湯の蛇口になっているので、反時計回りに回して両方閉じます。
もし、この止水栓が構造上などの問題で触れない場合、水道の元栓を占めるだけでも大丈夫です。
元栓は、賃貸だと玄関の扉の外側付近ある扉の中にあることが多いです。
下の水色の部分が水道メーターで、そこから伸びているパイプのバルブを締めると、家の中のすべての蛇口をひねっても水が出てこなくなります。
見えにくいですが、画面上部の緑色のハンドルです。
古くなっている場合は、かなり力がいることもあるので、軍手やモーターレンチを使うといいでしょう。
分岐水栓を取り付ける
水道を止めたら、次は分岐水栓の取り付け作業です。
我が家の水道に適合する分岐水栓は「CB-SME6」でした。
分岐水栓の取り付けは、こちらのページのようにPanasonicさんが取り付けマニュアルを公開してくれているので、そのとおりに進めます。
ただ、一箇所苦戦した箇所が、カバーナットを外すところです。
マニュアルではモーターレンチでカバーナットを外すと書いてありますが、根本の本体ごと回ってしまい外せませんでした。
下の写真のように、本体をウォーターポンププライヤーで抑えながら、モーターレンチで回すことで、カバーナットを外すことができました。
カルキで固まっているのか、かなりの握力をウォーターポンププライヤーに込めて押さえていないと本体ごと回ってしまうので、一人でできない場合は、二人がかりで作業することをおすすめします。
食洗機を設置する
こちらも、食洗機付属のマニュアル通りに進めれば、簡単にできます。
我が家は、食洗機をそのまま置くと、調理スペースがとても狭くなってしまうので、冒頭で紹介した出窓のスペースを活用できる高さ調節台を導入しました。
写真が暗くて申し訳ないですが、右側が出窓になっています。
参考までに、我が家の調理スペースは、縦x横が55cmx44cmで、出窓の高さx奥行きが8cmx11cmです。
N-SP3とN-SL12の組み合わせで出窓を活用することで、調理スペースの縦幅を37cm確保できました。
給水と排水はこのようになりました。不便はないので良しとしています。
コンセントとアース線は、シンクからちょっと離れた場所にあるので、壁を伝うような配線になりました。
水道の止水栓・元栓を開ける
最後に、水道の止水栓と元栓を開けます。
開けた後は、蛇口をひねって水が出て来ることを確認しましょう。
完成
以上で食洗機の設置は完了です。
食洗機の取扱説明書にある試運転を試して、正常に動けば問題なく設置できています。
総額
食洗機導入にかかった全費用と内訳は以下の通りです。
- NP-TCR4-W: ¥46,283
- 分岐水栓 CB-SME6 ¥7,503
- 高さ調節脚 N-SL12 ¥3,650
- 専用置台 N-SP3 ¥3,210
- スーパーモーターレンチ MF230 ¥1,250
- ウォーターポンププライヤー WPP-250 ¥580
合計 ¥62,476
この値段が高いか安いかは、使ってみてどれだけ洗い物が楽になったかによるので、レビュー後に考察します。
まとめ
今回は、食洗機を自分で取り付ける方法について説明しました。
作業自体の所要時間は1時間位で、自分でも簡単にできることがわかりました。
また、調理スペースが狭くて設置を諦めていた方も、出窓を有効活用すれば設置できるかもしれないので、ぜひ周りを計測してみてください。
食洗器を使ってみた感想は、以下でまとめています。
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