引っ越した後、机や家具の配置を考えると、どうしても延長コードが必要になることがあります。
わが家でも、延長コードが床を這う状態になり、椅子で踏んだり、掃除のたびに邪魔になったりして地味にストレスでした。
最初は壁に穴を開けたくなくて、両面テープ式のケーブルフックを使ったのですが、数日で落ちてしまいました。
そこで試したのが、細いピンで壁に固定するタイプのコードキャッチです。
この記事では、賃貸で画鋲・ピン穴を開けても大丈夫なのかという原状回復の考え方と、実際に使ったコードキャッチの取り付け方を紹介します。
床を這うコードが掃除と生活の邪魔だった
引っ越した後、机などの間取りを考えていたところ、どうしても延長ケーブルが必要になりました。
その結果、コードが床を這う形になってしまい、椅子で踏んだり、掃除機をかけるときに邪魔になったりと、じわじわとストレスが溜まっていました。
壁に沿わせてすっきりさせたいと思い、方法を調べることにしました。
賃貸でコードを壁に固定する方法は大きく2つ
壁にケーブルを固定するには、取り付け方によって大きく2種類あります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 両面テープ式 | 穴を開けずに貼れる。壁紙によっては落ちやすい |
| ピン(画鋲)式 | 小さな穴を開けて固定。テープより固定力がある |
両面テープ式のケーブルフック
壁に穴を開けたくない場合に選びやすいタイプです。ホームセンターや100均でも手に入り、取り付けも簡単です。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 壁紙の材質によっては、数日で剥がれて落ちることがある
- 剥がすときに壁紙を傷める可能性がある
- ケーブルの重みや引っ張りに弱い場合がある
実際にわが家では、両面テープ式のものを取り付けたところ、壁の材質などもあってか、数日でケーブルごと落ちてしまいました。

画鋲・ピン式のコードキャッチ
壁に細いピンを差して固定するタイプです。テープより固定力があり、落ちにくいのが特徴です。
メリット
- 両面テープより固定力がある
- 細いピンなので穴が目立ちにくい
- ケーブルが床に落ちにくい
デメリット・注意点
- 壁に小さな穴が開く
- 石膏ボード以外の壁では使いにくい場合がある
- 太いコードや重いケーブルには向かない可能性がある
- 契約内容によっては避けた方がよいケースもある
賃貸で画鋲やピン穴を開けても大丈夫なのか
賃貸で壁にピンを刺すときに一番気になるのが、退去時の原状回復です。
原状回復は「借りた当時に完全に戻すこと」ではない
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、原状回復について以下のような考え方が示されています。
- 原状回復とは、借りたときの状態に完全に戻すことではない
- 通常の使用によって生じる損耗(通常損耗)は、原則として借主の負担ではない
- 通常の使用を超える損耗・毀損については、借主が費用を負担する場合がある
画鋲・ピン穴は通常損耗と考えられるケースがある
同ガイドラインの別表には、以下のような記載があります。
> 壁等の画鋲、ピン等の穴(下地ボードの張替えは不要な程度のもの) > (考え方)ポスターやカレンダー等の掲示は、通常の生活において行われる範疇のものであり、そのために使用した画鋲、ピン等の穴は、通常の損耗と考えられる。 > > 出典:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン 別表1 損耗・毀損の事例区分(部位別)一覧表
つまり、ポスターやカレンダーを留める程度の画鋲・ピン穴は、「通常の生活の範囲内」として扱われるケースがあるということです。
ただし契約書と管理会社の確認は必要
ただし、このガイドラインはあくまで一般的な考え方の指針であり、すべての賃貸契約に自動的に適用されるものではありません。
契約書の内容、管理会社の判断、壁の材質、穴の大きさによって扱いが変わる可能性があります。不安な場合は、契約書を確認するか、事前に管理会社に問い合わせておくのが安心です。
ちなみに、わが家では入居時の確認の時点ですでに画鋲の穴がかなり開いていたので、それほど気にせず使っています。
実際に使ったのはELPAのクリアーコードキャッチ
いくつか試した中で、一番使い勝手がよかったのがこちらです。
低価格ながらも、確実にケーブルを固定してくれました。
本体は、画鋲のピンにケーブルホルダーがくっついている感じの作りです。

なお、壁材やコードの太さ・重さによっては合わない場合もあるかもしれません。賃貸では契約書の確認も前提になります。実際に使ってよかった商品として紹介しています。
ELPAクリアーコードキャッチの取り付け方
使い方はシンプルで、慣れればすぐ取り付けられます。
Step 1:本体を開いて壁にまっすぐ押し込む
本体を開いた状態で、ピンを突き刺すようにまっすぐ壁に押し込みます。

Step 2:付属のピンを斜めに差す
本体のピンの対角線上にある穴に、付属のピンを斜めに当てます。

Step 3:コインなど硬いものでピンを押し込む
コインなどの硬いものでピンを押し込みます。

これで本体がしっかり壁に固定されます。

Step 4:ケーブルを通して蓋を閉じる
ケーブルをホルダーに通して蓋を閉じたら完成です。

ケーブルを強く引っ張らない限り、落ちることはなさそうです。
実際に使って感じたメリット
- 床のコードがなくなって、掃除機をかけやすくなった
- 椅子でコードを踏みにくくなった
- 両面テープ式と違い、しばらく経っても落ちていない
注意点・デメリット
- 壁に小さな穴が開く(ポスターを留める程度のサイズ)
- 石膏ボード以外の壁では使えない場合がある
- 太い電源コードや重いLANケーブルには向かない可能性がある
- 電源コードを無理に曲げると断線・発熱のリスクがあるため注意
外したあとの穴はどれくらい目立つか
外したあとの穴は、近くで見ないと気づかないくらい小さいです。

写真の中央に穴が2つあるのですが、わかりますでしょうか?言われないと気づかないくらいのサイズです。
ただし、「穴が小さいから必ず問題ない」とは言い切れません。契約内容や管理会社の判断によっては指摘を受ける可能性もゼロではないため、退去時の確認は必要です。
まとめ:賃貸でもコード整理はできる。契約書と壁の状態を確認してから使おう
床を這う延長コードは、掃除の邪魔になり、椅子で踏んだり足を引っかけたりして地味にストレスになります。
両面テープ式のフックが落ちてしまう場合は、ピン式のコードキャッチを使うとすっきり固定できます。
国土交通省のガイドラインでは、ポスターやカレンダーを留める程度の画鋲・ピン穴は通常損耗として扱われるケースがあるとされています。ただし、これはあくまで一般的な考え方の指針です。契約書の内容や管理会社の判断によっては扱いが異なる場合があります。
心配な場合は、契約書を確認するか管理会社に相談してみてください。必要な人だけ、無理のない範囲で試してみてください。


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