月々の電気使用量・電気代の計算方法と各家電の電気代の目安

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こんにちは、さとさんです。

最近、電気代が高くなっているので、どうにか節電したいと思ったのですが、そもそも何にどれだけ電気を使っているのかわかりませんでした。これでは対策の打ちようがありません。

そこで、それぞれの家電の月あたりの消費電力を計算し、電気代(以降は電気料金と言います)を出してみることにしました。

電気料金の計算方法や、家電ごとの電気料金を公開しておきます。

電気代の計算方法

電気代の計算式は以下の通りです。

電気料金 = 消費電力(W) x 使用時間(h) / 1000 * 1kWh単価(円)

消費電力とは、一時間あたりに消費する電力をW(ワット)で表した数値です。
購入時についてくる製品仕様書や製品のホームページなどに記載されています。

使用時間の単位は、時間(h)です。

1kWh単価の価格は、各家庭で契約している電気料金プランによりますので、この機会に確認してみましょう。

ちなみに、我が家はTEPCOの”スタンダードS”30Aプランで、以下のような価格体系でした。

基本料金: 280.80(円/10A) x 3 = 842.4(円)
電力料金: 120kWhまで19.52円, 121kWh~300kWhまで25.98円

TEPCOの料金案内 消費税8%時の電力料金

上記の電力料金が、1kWh単価(円)に相当します。
こちらの電力料金で、試しに電気料金を計算してみましょう。

今回は例として、我が家の消費電力61(W)のテレビを8時間使用した場合の電気料金を、1kWh単価19.52円で計算してみます。

まず、8時間の電力量(Wh)を求めます。

61(W) x 8時間(h) = 488(Wh)

次に、電力量 488(Wh) を kWh に単位変換します。

488(Wh) ÷ 1000 = 0.488kWh

最後に、0.488kWh に 1kWh 単価19.52円を掛け算し電気料金を算出します。

0.488kWh x 19.52(円) = 9.52576(円)

以上から、消費電力60(W)のテレビを、8時間使用した場合(1kWh単価19.52円)の電気料金は、約10円であることがわかります。

上記の計算方法から、各家電の月の電気料金を計算しました。

各家電の電気料金

計算方法は、それぞれの家電の月の消費電力量合計値を求めてから、電気料金に換算するという流れになります。

まずは、各家電の消費電力量を計算します。ひと月30日で計算しています。

家電消費電力(kWh)平均使用時間(h)/日消費電力量(kW/月)
テレビ0.06147.32
冷蔵庫32.08(※1)
電子レンジ0.800.256.00
食洗器0.601.7030.60
炊飯器0.1243.71(※2)
電球0.031109.3
NAS0.020(※3)2414.4
ルーター0.018(※4)2412.96
温水洗浄便座6.92(※5)
洗濯機0.110.33(※6)1.1
ドライヤー0.55(※7)0.0831.375

※1. 冷蔵庫の年間消費電力量は、家庭用品品質表示法によりメーカーに表示が義務付けられているので、製品ページに記載があります。数値は、年間消費電力量を12で割ったものです。
※2. 炊飯器は、一回当たりの消費電力+保温一時間で計算しています。
※3. NASは、アイドル時と負荷時の中間(20W)で計算しています。
※4. ルーターは最大消費電力の30%で計算しています。
※5. 公式サイト記載の年間消費電力を12で割った値です。
※6. 洗濯は二日に一回で、一回当たり40分で計算しています。
※7. SET-HIGH(550W)で計算しています。

ここまでの消費電力量を合計すると、118.445(kW)となり、この値が月当たりの消費電力量です。

念のため、TEPCOのマイページで消費電力量を確認すると、4月のエアコンやストーブなどを使っていない状態で125kWhとなっていたので、割と現実に近い値になっていました。
足りない分は、部屋の換気扇や家電の待機電力でしょう。

この消費電力量に、電力料金をかけて、月当たりの電気料金を算出します。

我が家のプランだと、電力料金は120kWまで19.52円なので、単純な掛け算で月の電気料金が計算できます。

118.445(kW) x 19.52(円/kW) = 2312(円)

2,312円が我が家の電気料金の目安ということがわかりました。

ここに、基本料金が加わった値が、月々の電気料金になります。

いかがでしょう、個々の家電の電気使用量さえわかれば、簡単に計算できるのではないかと思います。

我が家は、冷蔵庫についで、食洗器、NAS、ルーターが消費電力の上位に来ていました。

食洗器は、時短に大幅に貢献しているうえ、水道代を節約できてることを考えて仕方がないとして、NASやルーターは、設定を見直して、もう少し節電したいところです。

追記: 家電ごとの電気料金

上記の表には、電気料金が含まれていなかったので、19.52(円/kW)で計算した料金を入れた表を作りました。小数第一位で四捨五入しています。

家電消費電力(kWh)平均使用時間(h)/日消費電力(kWh/月)電気料金(円/月)
テレビ0.06147.32143
冷蔵庫32.08(※1)626
電子レンジ0.800.256.00117
食洗器0.601.7030.60597
炊飯器0.124-(※2)3.7172
電球0.031109.3182
NAS0.020(※3)2414.4281
ルーター0.018(※4)2412.96253
温水洗浄便座6.92(※5)135
洗濯機0.110.33(※6)1.121
ドライヤー0.55(※7)0.0831.37527

まとめ

今回は、電気料金の計算方法と、家電ごとに月当たりの電気料金を計算しました。

自分の家が、何にどれだけ電気を使っているかを知っていると、節電意識が生まれます。

また、使いすぎている家電がわかれば、運用を変えるなどして節電に取り組めます。

ご自宅の電気使用状況が気になったことは、ぜひ見直してみてはいかがでしょうか。

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