投資初心者がやるべきこと|資産6,000万円まで遠回りしてわかった最適解

資産6,000万円までの経験から投資初心者がやるべきことを紹介する記事のアイキャッチ 資産形成
資産形成

こんにちは、さとさんです。

今回は、資産が6,000万円を超えた今、投資初心者だった頃の自分に伝えたいことを書いてみます。

結論から言うと、

「余計なことをせず、NISAでインデックスファンドを積み立てておけばいい」

伝えたいのは、これだけです。

私はこれまで、資産を少しでも早く増やそうとして、さまざまな投資方法に手を出してきました。
しかし、時間と労力をかけたわりに、S&P500やオルカンを淡々と積み立てる以上の成果は出せませんでした。

そんな遠回りを重ねた末にたどり着いた、いま投資を始める人におすすめしたい方法を紹介します。

資産6,000万円まで寄り道を重ねた

わが家の総資産は、2026年7月時点で6,400万円を超えました。

2026年7月時点の総資産6470万円と預金・株式・投資信託などの資産内訳
2026年7月時点の総資産は64,703,681円。現在は投資信託が資産全体の約75%を占めています。

ただし、ここまでかなり寄り道をしました。

投資を始めたころは、少しでも早く資産を増やしたいと思い、。いろいろな投資手法に手を出しました。

その結果、勉強や検証にも多くの時間を使ったにもかかわらず、S&P500やオルカンを淡々と積み立てるより、時間と労力に見合わないという悲惨な結果でした。

また、住宅購入を機に資産運用をFPに相談し、わが家には必要性の低い貯蓄型生命保険などに加入しました。「専門家に勧められたから安心」と考え、仕組みや手数料を十分に理解しないまま契約したことも、大きな失敗です。最終的には保険を解約し、30万円を超える解約控除が発生しました。

この時の失敗談は、以下の記事に詳しくまとめています。

保険と資産形成は別で考えるべき理由
この記事は「ライフプランと保険の落とし穴シリーズ」の第1回です。第1回 保険と資産形成は別で考えるべき理由(この記事)第2回 外貨建て保険は本当に増えるのか第3回 貯蓄型変額保険は本当に得なのか第4回 その保険は本当に必要なのか?第5…

投資でも保険でも、複雑な商品で早く増やそうとした結果、むしろ資産形成速度を落としました。

振り返ると、本当に必要だったのは、低コストのインデックスファンドへの継続的な入金と、節約や本業の昇給による入金力アップでした。

実際に手を出した投資と保険

私が実際にやったことと、現在の振り返りをまとめます。

やったこと当時の考え振り返って思うこと
FX短期間で大きな利益を狙える値動きが気になり、日々の幸福度激減
個別株成長企業を選べば市場平均を超えられる当たらない、分析と管理に時間がかかり、日々の幸福度激減
テーマ投資AIなど成長分野に乗れば有利ギャンブル要素が大きく、資産形成に向かないと感じた
AI売買データを使えば感情を排除した合理的な運用ができる当たらない、検証と運用に手間がかかり、継続しにくかった
インデックス積立少額で意味があるかわからないけどまずは積み立ててみよう最も続けやすく、資産形成の中心になった
FPに勧められた貯蓄保険専門家が勧めるなら、安心で貯蓄にもなるわが家には不要だった。解約時に30万円を超える解約控除が発生した

これらの投資を否定したいわけではありません。趣味として楽しみたい人や、分析に時間を使いたい人には合う場合もあると思います。
ただ、初心者が資産形成の主軸にするには、コスパ・タイパが悪いと感じています。

ちなみに、私は、過去に買った個別株を、自戒も込めて現在も保有しています。

利益が出ている銘柄と含み損の銘柄が混在する保有個別株一覧
現在保有している個別株

大きな含み益がある銘柄も、含み損の銘柄もあります。 しかし、銘柄分析や管理に使った時間まで含めて振り返ると、私の成績はインデックス投資に遠く及びませんでした。

資産を増やした中心は、運用テクニックではなく元本だった

資産6,000万円という数字を見ると、投資で大きく増やしたように思われるかもしれません。

正確に言うと、家族の証券口座と確定拠出年金を合計した現在の評価額は61,712,518円です。

家族の証券口座と確定拠出年金を合算した評価額6171万円と評価益1564万円
家族の証券口座と確定拠出年金を合算した評価額は61,712,518円。内訳は投資元本46,070,321円,評価益15,642,197円です。

内訳をまとめると、次のとおりです。

  • 投資元本:46,070,321円
  • 評価益:15,642,197円
  • 評価額:61,712,518円

運用によって1,500万円以上増えた効果は、もちろん小さくありませんが、資産形成の土台になったのは、家計から4,600万円以上を継続して入金してきたことでした。

では、いま投資を始めるなら、具体的に何をすればよいのか。
過去の自分に伝えるつもりで、6つのステップにまとめます。

いまから投資を始める人向けのロードマップ

1.証券口座とNISAを申し込む

まずは、楽天証券やSBI証券などのネット証券で、NISA口座を開設します。

証券口座を申し込むときは、公式サイトから直接申し込む前に、ハピタスなどのポイントサイトに対象案件がないか確認するのがおすすめです。

口座開設の手間は同じでも、ポイントサイトを経由するだけでポイントを受け取れる場合があります。証券口座と銀行口座を申し込むだけで、数万ポイントが得られる時期もあります。

ポイントサイトを使ったことがない方は、以下の記事を参考にしてください。

知らないと損する?ハピタスの始め方・使い方|クレカ・証券口座申込み前に確認したいポイントサイト
ハピタスの始め方・使い方を、実際にクレジットカード申込みで使った体験をもとに初心者向けに解説。証券口座やクレカを公式サイトから申し込む前に確認したいポイントサイト活用法をまとめます。

私はこれを知らずに口座を開設して、今もとても後悔しています。

2.低コストのインデックスファンドを選ぶ

資産形成を目的にするなら、低コストのインデックスファンドを中心に考えるのが、再現性の高い方法だと感じています。

代表的なのは、次の2つです。

  • 全世界株式型のオールカントリー
  • 米国株式型のS&P500

わが家も、この2つを中心に保有しています。

世界全体へ幅広く分散したいならオールカントリー、 今後もアメリカが世界経済をけん引すると考えるならS&P500。
どちらか一つを選ぶのがシンプルですが、米国株の比率を高めたいなら、両方を組み合わせる方法もあります。

ただし、どちらも元本保証ではありません。数年単位で大きく下落する可能性もあるため、近いうちに使う予定のお金は投資に回さないようにしましょう。

3.生活防衛資金を貯めながら、月1,000円でも積立を始める

生活防衛資金を確保することは大切です。ただし、十分な金額が貯まるまで、投資を始めずに待つ必要はないと思っています。

生活防衛資金を現金で貯めながら、月1,000円でも積立を始めると、相場の上下や、自分のお金が増減したときの心理的な反応を早いうちから経験できます。

  • 下落時の不安
  • 利益が出たときの高揚感
  • 毎日残高を確認したくなる感覚
  • 含み損が出ると売りたくなる気持ち

こうした感情は、SNSを見たり本を読むだけでは分かりません。

少額のうちに経験しておけば、自分がどの程度の値動きに耐えられるかを判断しやすくなります。

4.自動積立を設定して、家計に合わせて増額する

商品と金額を決めたら、自動積立を設定します。

毎月自分で買うかどうか判断するのではなく、何もしなくても買い続けられる仕組みを作っておくことが重要です。家計に余裕が出てきたら、少しずつ積立額を増やします。

わが家も現在は夫婦で月40万円を積み立てていますが、最初からこの金額だったわけではありません。

夫婦の証券口座で毎月合計40万円を設定している投資信託の積立画面
現在は夫婦の証券口座で,合計毎月40万円を自動積立しています。

5.積立後は余計なことをしない

積立設定が終わったら、次にやるべきことは、もっと儲かる商品を探すことではありません。下落時にも売らず、淡々と積立を続けられる考え方を身につけることです。

私自身、積立だけでは退屈に感じ、個別株やFXなどに手を出していました。しかし、余計なことをするほど時間を取られ、日々の幸福度も投資成績も下がっていきました。

今は、自動積立を設定したら、投資について考える時間を減らして、家族との時間や、自炊、仕事、趣味など、自分の生活をよくすることに時間を使ったほうが有意義だと思っています。

下落時にも慌てず積立を続けるために、私は次のことを意識しています。

  • 株価の下落は普通に起こる
  • 相場予測はプロでも難しい
  • SNSやニュースを見すぎない
  • 残高を何度も確認しない
  • 生活に必要な現金は別に確保する

下落時の考え方については、書籍から学ぶことも多くありました。 私が参考にしたのは、次の2冊です。

著:ニック・マジューリ, 翻訳:児島 修
¥1,683 (2026/07/17 16:24時点 | Amazon調べ)
著:Hayato Ito
¥1,725 (2026/07/17 16:25時点 | Amazon調べ)

この2冊を読み、相場が下落しても慌てず、積立を続けるための考え方を身につけました。

6.投資に使っていた時間で入金力を高める

投資では余計なことをしない。その代わり、個別株の分析やチャート確認に使っていた時間を、次のような自分でコントロールできる家計や仕事の改善に使いました。

  • 自炊スキルを高める
  • 固定費を削減する
  • 保険を見直す
  • ふるさと納税を活用する
  • ポイ活をする
  • 本業のスキルを高める

特に効果が大きかったのが、食費の見直しです。わが家では、以前は月10万円前後かかっていた食費を、現在は6万円前後まで下げられるようになりました。

2026年6月の食費は51,671円でした。

2026年6月の食費が51,671円だったMoneyForward MEの月別グラフ
2026年6月の食費は51,671円。現在は月6万円前後を目安に管理しています。

食費を月4万円減らせれば、年間では48万円の家計改善になります。支出削減はそのまま手取りになるため、収入を同額増やすより家計への効果が大きいです。

実際に、わが家の資産形成の原資になったのは、毎年の家計黒字です。昨年(2025年)の収支は、以下のとおりでした。

項目金額
夫婦年間手取り収入約1,368万円
年間支出約449万円
年間黒字約919万円
月平均支出約37万円
2025年の年間収入・支出・黒字額をまとめた家計収支スプレッドシート
2025年の家計簿

このように、資産形成を支えたのは、利回りの最適化ではなく、家計の黒字を投資に回し続ける仕組みをつくることでした。

まとめ|投資はシンプルでいい

資産6,000万円に至るまで、さまざまな投資方法を試しました。

しかし、本当に資産形成を支えたのは、インデックス投資への継続的な入金と、それを支える家計の黒字でした。

いまから投資を始めるなら、やることはこの6つで十分だと思っています。

  1. 証券口座とNISAを申し込む
  2. 低コストのインデックスファンドを一つ選ぶ
  3. 生活防衛資金を貯めながら、月1,000円でも積立を始める
  4. 自動積立を設定し、家計に合わせて増額する
  5. 下落時に売らないための考え方を学ぶ
  6. 投資に使っていた時間で、入金力を高める

ここまで仕組みを作ったら、投資のことは忘れて、残った自由時間を好きなことに使えばいいと思います。

資産6,000万円まで遠回りしてわかったのは、何か特別な投資をする力ではなく、余計な売買をしない力が重要だったということです。

過去に戻れるなら、昔の自分にこの方法を叩き込みたいです。


※本記事は、筆者自身の投資経験と考え方を紹介するものであり、特定の金融商品への投資を勧誘するものではありません。投資には元本割れの可能性があります。実際に投資する際は、商品の内容やリスクを確認し、自身の判断と責任で行ってください。

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