こんにちは、さとさんです。
今年もGWがやってきました。
こういうイベントの時期が近づくと、あちこちでセールが始まります。
ECサイトの大型セール、ポイントアップキャンペーン、クーポン配布、SNSやインフルエンサーのおすすめ投稿などなど。
気づけばスマホの通知も広告だらけで、ここぞとばかり購買欲を煽ってきます。
そんな悪魔の囁きを受けて、こんな気持ちになったことはありませんか。
「何か買わないともったいない気がする」
「安くなっているなら、このタイミングで買っておこうかな」
「みんな買ってるなら、きっといいものなんだろう」
「今買わないと損かも」
私は何度もあり、そのままポチッと購入してしまったこともあります。
しかし今回、戒めとしての意味も込めてはっきり書いておきたいのは、
セール前から欲しかったものを安く買うのはいい買い物。
セールが始まってから欲しいものを探すのはゴミを買う行為。
ということです。
今後の自分を律するためにも、かなり尖った表現になっています。
自分自身を振り返ると、セールになってから探して買ったものは、今ではほとんど使っておらず、ゴミになってしまったものが多いことに気づきました。
一方で「買ってよかった」と思えるものは、セール前から必要性があったもの、そもそもセールではなく定価で買ったようなものばかりでした。
これは仕方のないことです。人の購買行動は、行動経済学というものを熟知した企業やインフルエンサーによって、手のひらの上で転がされているからです。
この記事では、なぜ人はセールで「買わされやすい」のかを行動経済学の視点から整理しながら、賢い買い物の考え方を自分なりにまとめてみます。

セールは「必要なものを安く買う場」であって、「欲しいものを探す場」ではない
セールを上手に使うためには、自分の購買行動のルールを決めておくと良いです
セールで買ってよいもの:
- セール前から買う予定だったもの
- 壊れかけている家電の買い替え
- いつも使っている日用品や消耗品
- 子どものサイズアウトした服や靴の代わり
- 事前に価格を比較していて、安くなったら買おうと思っていたもの
- 家族の生活で明確に必要なもの
失敗しがちな買い方:
- セールが始まってからランキングを見て決める
- SNSで紹介されて急に欲しくなる
- 「あったら便利そう」だけで買う
- ポイント還元率を上げるために買う
- 送料無料ラインに合わせるために追加で買う
買う理由が「必要だから」ではなく「安いから」になった時点で、それは節約ではなく浪費になっていると私は感じています。
尖った表現をするなら、ゴミに大事なお金を注ぎ込んでいるような状態です。
行動経済学的に見ると、人はセールにかなり弱い
セールで余計なものを買ってしまうのは、意志が弱いからだけではありません。
人間はそもそも、価格、限定性、他人の行動、損を避けたい、などの気持ちに影響されやすい生き物です。
売る側は、これらの気持ちを熟知し、行動経済学という観点から巧みなアプローチで、私たち消費者の購買意欲を煽ります。
ここでは、行動経済学の代表的な4つのパターンを見てみます。
アンカリング効果:「元値」が高いと得した気になる

「通常価格10,000円 → セール価格5,980円」と表示されると、とてもお得に見えます。これは、最初に見た数字(10,000円)が判断の基準(アンカー)になり、その後の判断を引っ張ってしまう「アンカリング効果」と呼ばれる心理現象です。
ただし、重要なのは「10,000円と比べて安いか」ではなく、「5,980円を払う価値が自分にあるか」です。
使わないものは、90%オフでもいりません。むしろ、0円でも保管コストがかかり損失です。
比較するなら、元値とではなく、自分の生活に必要かどうかで判断した方が後悔しなくて済みます。
損失回避:「今買わないと損」に弱い

「本日まで」「あと30分」「今だけポイント10倍」という表示を見ると、人は冷静な判断力を失いがちです。
セール終了間際に、カートに入っている商品をよく吟味せずに購入してしまった経験ないでしょうか?
今買わないと損してしまう。この心理は「損失回避」と呼ばれ、人は得をすることより損をすることを強く嫌うため、行動を急がせる効果があります。
ただ、冷静に考えてみると、買わなければお金は減りません。
不要なものを買った瞬間、現金は確実に減ります。多少のポイントと引き換えに、必死に貯めたお金を失っているのです。
今買わないと損、ではなく、今買わなくても困らないなら買わない方が得です。
希少性の罠:「残りわずか」で急に欲しくなる

「残り3点」「在庫わずか」「数量限定」「再入荷未定」という表示は強力な魔法の言葉です。
手に入りにくいものほど価値が高く感じられる、という心理が働きます。
しかし、在庫が少ないことと、自分にとって必要なことは全く別の話です。
残り1点でも、自分にとっていらないものはいらない。
焦って買ったものほど、後から「なんで買ったんだろう」となりやすいと感じています。
在庫が少ないことと、自分に必要なことは別問題です。
社会的証明:「みんな買ってる」に流されやすい

「ランキング1位」「口コミ多数」「SNSで話題」という言葉は、他人の行動や評価を手がかりに購入判断を誘発する「社会的証明」と呼ばれる心理をついたテクニックです。
口コミやレビューは判断材料として有効な場合もありますが、セールの状況では判断を急がせる要素になりやすいです。
他人にとって良い商品が、自分にとって必要とは限りません。インフルエンサーのおすすめも、その人の家族構成、生活習慣、価値観に合っていたというだけです。自分の家族と家と生活に合うかどうかは、また別の話です。
その人がすすめているから買うのではなく、自分に必要だから買う。これは胸に刻んでおきたいです。
セールでやってしまいがちな行動
私自身もやってしまったことがある行動を、戒めのためにも正直に挙げておきます。
なんとなくランキングを見る
この時期に乱立する、マストバイや俺の一軍的なランキングが紹介されている記事や動画を目的なく見てしまうと、欲しいものが後から作られていきます。
「何かいいものないかな」と探すことそのものが、買わなくていいものを買うきっかけになります。
送料無料ラインまで余計に買う
「あと1,200円で送料無料」はとても強力な罠です。
あと500円で送料無料なら、1,200円のこれを買えば、実質700円だからお得だ、みたいな、訳のわからない謎理論を勝手に自分で構築することないでしょうか?
普通に1,200円損しているだけです。
ポイント倍率を上げるために買い回る
必要なものを買うならよいのですが、「あと1店舗買えばポイント倍率が上がって、これが実質無料だ」みたいな、謎理論を(以下略)
インフルエンサーのおすすめを見て急に欲しくなる
便利家電、収納グッズ、美容家電、キッチン用品、ガジェット、子育て便利グッズは特に注意が必要です。
購入し、品物が届いた瞬間は生活が変わる気がします。
でも、多くの場合使わなくなり、結局しまい込まれて、最終的にはゴミに変わります。
私も「セールで探して買ったもの」はだいたい失敗してきた
私も、セールになってから「何か買わないともったいない」という気持ちで探して買ったものは、今ではほとんど残っていません。
使わなくなった、邪魔になった、泣きながらお金を払って捨てた、どこにあるか分からない。
そういうものが多いです。
便利そうなもの、安くなっていたもの、ランキング上位のもの、SNSで紹介されていたもの、ポイント還元が高かったもの。
いずれも「セールが始まってから探した」ものです。
一方で、今も使い続けているものは、セール前から「これが欲しい」「これが必要だ」と決まっていたもの、そもそもセールでは買っていないものがほとんどです。
本当に必要とされるものは、セールしなくても売れるんだから、そもそもセール対象にならないという当たり前の現実に気づくべきでした。
セールになるものは、セールにでもしないと売れないからセールされていることを忘れないようにしたいです。
セールで買っていいもの、買わない方がいいもの
まとめると、こんなイメージです。
買っていいもの:
- セール前から買う予定だったもの
- いつも使っている日用品・消耗品
- 保管場所に困らないもの
- 事前に価格を比較していたもの
- 家族の生活で明確に必要なもの
- 壊れたものの買い替え
- サイズアウトした子ども用品の替え
買わない方がいいもの:
- ランキングを見て急に欲しくなったもの
- SNSで見て急に欲しくなったもの
- 送料無料のために追加するもの
- ポイント倍率のために買うもの
- 「便利そう」だけで使う場面が浮かばないもの
- 収納場所が決まっていないもの
- セールが終わったら忘れそうなもの
- なくても今まで困っていなかったもの
「あったら便利そう」は、だいたいなくても困りません。
セール前に買うものリストを作っておく
一番効果的だと感じているのは、セールが始まる前に「買うものリスト」を作っておくことです。
決めておくと良いことは:
- 買う予定のもの(品目と条件)
- 買ってよい条件(○円以下になったら買う、など)
- 買わないものを明示する(ランキング商品は見ない、送料無料のための追加購入はしない、など)
たとえば、「子どもの靴が安くなっていたら買う」「いつもの洗剤が普段より安ければ買う」「欲しかった家電が○円以下なら買う」といった形で決めておくと、セール中に判断を迷う必要がなくなります。
買い物は、セール中に考えるほど失敗しやすい。冷静なときに決めておいた方が良いです。
迷ったら一晩置く
本当に必要なものなら、翌日も必要なはずです。
勢いで欲しくなったものは、一晩置くと冷めることがほとんどです。
セール終了まで時間がないと焦るかもしれませんが、焦って買ったものほど後悔しやすいです。
買えなかったとしても、それは損ではありません。
不要なものを買わずに済んだなら、むしろ得したと考える方が家計には優しいです。
企業やインフルエンサーにおどらされず、自分の基準で買う
セールは企業にとって売るチャンスです。広告、クーポン、ポイントアップ、インフルエンサー投稿、アフィリエイト記事が増えるのは自然なことで、企業は売りたいし、広告媒体はクリックしてほしいし、発信者は紹介して、みんな収益を得たいから。
それ自体は真っ当な経済活動であり、否定するつもりはありません。
ただ、買う側がこれに合わせて欲望のままに購入していると、確実に後悔することになります。
そうならないために、自分の基準を持つことが大切だと思います。
「安いから買う」ではなく、「必要なものが安いから買う」。
この心掛けが、セールで後悔しないための唯一でシンプルな考え方です。
まとめ:セールで得する人は、セール前から買うものが決まっている
セールはうまく使えば家計の味方になります。
しかし、使い方を間違えると浪費イベントになります。
私自身、セールになってから探して買ったものはほとんどゴミになりました。
だからこそ、セールでは浮かれすぎず、冷静に買い物したいと思っています。
- セール前から欲しかったものを買うのはいい
- セールになってから欲しいものを探すのはダメ
- お得に見えるものを買うのではなく、自分に必要なものを買う
- ポイントや割引に振り回されず、生活に本当に必要かで判断する
企業やインフルエンサーにおどらされず、自分の家計と生活を守ることが、現代社会を生きる上で必須の節約スキルだと思います。

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